上下左右
無限の希望や
解放を求めて
頭の上ばかり
見ていた
雲を超えた先は
広がる可能性のようで
真っ暗なトンネルから見る
たった一つの光であり
入口であり出口であってほしいと
でも地球はまるっこくて
宇宙に浮いていて
下も上も右も左も
一方向での上下左右なんて
言葉では
おさまりきれないのだと
ある時、足元が気になった
地に足をつくその奥には
自分には見えない
今があるという
何かに触れてしまい
震えた
この下で
生きている生物にとって
そこは下であり上であり
右であり左であり
貫いた先に宇宙空間があって
そのものは確かに
宇宙に包み込まれているのだと
足をついてるここは
ただの土で
完結していないと
確か高校生の時
学校の裏で
人生かけて掘れるとこまで
掘ってやると粋がって
地面を掘りまくり
結局背丈が隠れる
2メートル弱の深さで
先生に見つかり
やっぱり地層は現実だった
ことだけを学び
終了したことを
たった今思い出す
下がどうなってるか
専門的なことは
わからないけど
上を見上げて
入口出口を求めなくても
下を掘って
見つけ出そうとしなくても
丹田を落とし
地に足をつけることで
上下左右に
逆らうことのない
バランスのいい
在り方ができるんだ
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